DULL-COLORED POP vol.23「丘の上、ねむのき産婦人科」
私たちの旅路を少しだけ、書き記しておこう。
7月5日から東京で稽古が始まって7月21日から8月6日まで兵庫県・城崎にて滞在制作と試演会、8月11日から29日まで東京公演、そして大阪にて9月5日、大千秋楽を無事迎えました。
2か月間、誰も欠けることなく公演を走り抜けられるなんてすごいなあ、本当に。
医療監修の稲田先生に感染症対策のご指導を頂き、お客様にもご協力頂き、最後まで公演を行うことが出来ました。
毎日感染症対策の為にカンパニーメンバー一同かなり気を付けておりましたが、どうしたってかかる時はかかるの精神で「毎日が千秋楽の気持ち」で公演を続けていました。
本当の千秋楽を迎えられて、本当に本当に良かった。毎日客席にお客様が座っているのを見られて本当に良かった。ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。舞台上からの景色、思い出しても泣けちゃうな。
にしても2か月走り切った!ああ疲れた、4場のマキハラさん(4場の旦那さん)じゃないけれど疲れた疲れた疲れた!笑
でもこの疲れはプラスの疲れです。とても楽しくて、凄まじく色んな事が辛くて、きらきらした幸せな面白くて愛おしい日々。
大好きだから真剣になれるし、真面目にやれるし、その分自分に負荷はかかるけれどその負荷だって自分の役に使えるし、頑張ることは自分で選んだことだから幾らでも頑張れました。
「疲れ」はやりきった証です。
若手4人。大阪での明かりづくり中の写真。
うっちーとくららがぶれてておもしろかわいいですね。
今回、舞台の映像配信も行っています。
本番をそのまま収録するのではなく撮影日を別途設けて劇場を空け、撮影用に5カメ設置、収録専用の仕込み替え、マイク設置などを行った本格的な収録を行いました。クリアな画質・音質で9/26(日)23時59分までお楽しみいただけます!
配信通常チケット:3300円
特典付きチケット:5000円
◯特典付きチケットの特典内容:谷賢一(作・演出)✕北村紗衣さん(脚本監修)対談、谷賢一✕稲田美紀さん(医療監修)対談、キャスト座談会など特典多数!3時間超の大ボリュームです。
ご購入は以下のリンクから可能です。女性が女性・男性が男性を演じる「A」公演か、女性が男性・男性が女性を演じる「B」公演か、どちらかを選んでご購入下さい。両方でも嬉しいよ。
『丘の上、ねむのき産婦人科』A公演
『丘の上、ねむのき産婦人科』B公演
普段のダルカラであればもっと客席も埋まったのだけれども、コロナ禍ですから......本当に大変でして......。多くのお客様にご来場いただきましたが、このままだとこの先の公演もままならないです。下記URLから新聞に掲載された劇評も見られますので、「これなら配信見てみようかな!」と思ってくださった方は是非配信ご購入頂けますと幸いです。
朝日新聞・徳永京子さんによる劇評↓
毎日新聞・小国綾子さんによる劇評↓
特典映像には大内もおります!
キャスト対談で相手役の岸田さん(朝日・毎日新聞両方とも偶然私の場面写真ですが一緒に写っているのが岸田さん)と対談しております。お芝居の話から役作りだったりなんだりお話しています。他のチームの対談も面白いし今回6組のペアのオムニバス形式の舞台でしたがそれぞれのチームの色がくっきり分かれていて面白いもんだなあと思ったので特典付き配信オススメです。
例えば第1場ハイライトチーム(さく、うっちーペア)は二人の仲の良さが出ているし、第3場自由チーム(すぴかさん、宮地ペア)はお互いのこだわりがごりごりにぶつかり合っていて面白い。普段からそうだったよね。私達の第4場ロンドン・コーリングチームはこんな感じ。
やだ!!!!!!!ほのぼの!!!!!!!!!
いつもの大内と岸田さんです。岸田さんねえ、本当に優しいので真剣にお話聞いてくれるときもあれば、穏やかににこにこお話してくれることがほとんどで、いつもの私たちが収録されています。私の頑張りを無下にしない人。いつでも私の「頑張りたいんです」に応えてくれた人。最後までちゃんと私を見ていてくれた人。感謝しています、本当に。
特典映像は最後の一秒まで素敵なので要チェックです!
夫婦もカップルもそうだけれど、それぞれに物語が沢山あってさ、それぞれが抱えている問題なんて他者からは全部わからないのに夫婦・カップル、当事者同士でさえすれ違う。分かり合うとかそういうのって本当に難しいし、相手の立場に立って物事を考える、考え続ける、慮るということが本当に大変で大事だってことを再認識した公演でした。
あと配信のなにが良いって地方や遠くにいる人たち、こと今回においては劇場に来られない人たちにも届けられるということです。プラットフォームである観劇三昧はギフトチケットもあるそうです!誰でも見られるので宜しくね。
『丘の上、ねむのき産婦人科』A公演
『丘の上、ねむのき産婦人科』B公演
故郷・福島にいる仲間、友達、お世話になった恩師や先輩方にも見てもらえたら本当に本当に嬉しいです!彩加は彩加なりに頑張りました!笑
明日からダルカラは演劇学校っていうね、演劇ワークショップが始まるんですけれどね、また色んな人たちと出会って、色んな人たちのお芝居を見ながら参加者の皆さんを支えながら自分も成長していくんだと思う。
私はね、このお芝居が再演することがあっても同じメンバーは揃わないと思うし、そもそも再演することがあるかわからないし、再演したとしても福島三部作の再演で何度も経験したけれど再演の稽古日数の短さを知っているから、こんなに「ねむのき」をしっかり作り上げられることはこれが最後だったと思う。
ああとっても楽しかった。本当に楽しかったんだよ。
稽古場で自分の役がわかって、相手役が誰かわかったあの時から私の中に生まれた熱をずっと燃料にしてここまで頑張ってこれたけれど、この2か月間の経験でこの先もずっとずっと頑張れる。私がどれほど岸田さんとお芝居をしてみたかったのかを語ったら本人に「お、重い......」って言われたのも良い思い出です(だって本当に芝居したかったんだよ!)
ちなみになんですが、城崎滞在期間中に「かわらけ投げ」をしたんですよ↓
岸田さんが私がかわらけを投げているとこを撮影してくれてたんですが、その時に願いながら投げたお願いが本当に叶いました。
動画そのうちアップしようかなあ。叶うまでアップするの我慢していたんですよね。
需要あるのか?
次はどんな役に出会えるかなあ。
本当に今回演じた「マキちゃん」が大好きだったなあ。
マキちゃんの解体新書とか書きてえなあ。需要ある?
まあとりあえず配信見てね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お疲れ様でした。昨日千秋楽を大阪で拝見した後、今日はAキャストバージョンを配信で見ています。本当にどちらも面白い。そして、特典映像での大内さんと岸田さんのお話、深いなあ(例えば、「集中」と「俯瞰」の件)。顧問をしている演劇部の部員にここでのお話を伝えようと思っています。