おはようございます。DULL-COLORED POPの大内です。
大阪公演行きの新幹線の中でこの記事を書いております。
只今朝の6時30分。
三人掛けの車内。左隣に劇団員の東谷英人さん、右隣に舞台監督助手の澤田さんがいますが、私と澤田さんがパソコンかたかたさせていたると
東谷さんが飛び起きて『朝から仕事してんの!?』って驚きながらまた眠りにつきました。貴方はゆっくり寝てください。
本題。DULL-COLORED POPvol.23「丘の上、ねむのき産婦人科」
東京公演全ステージ、29日をもって無事に終了しました。
劇場にいらっしゃるにも大きな決断をしなければならないこの情勢の中で、劇場まで足をお運び頂き、本当にありがとうございました。
幕が開けて、目の前にお客様がいてくれること。これほど心強いものはなく、真剣に観てくださっている熱が伝わってきて毎日毎日力をもらいました。
私自身、こんなにも毎日違うお芝居をしているのは初めての経験でした。
今回二人芝居がメインですが私の担当する4場「ロンドン・コーリング」は、福島三部作第二部で主演を務めた岸田研二さんとのシーン。
打ち合わせとか特にすることもなく、毎回違う芝居をお互いぶっこんでくるので(勿論ネタとかウケを狙ったものではなく、その日の芝居の流れの中で生まれたもの)、
「それならこう返す」「そう来たならこう反応する」というのがお互い積み重なっていくのでとても楽しい。A公演で演じているマキちゃんの一番最後の台詞は、基本方針や文言は変わらないけれどその日の流れで、岸田さんとのお芝居で生まれた気持ちを言葉に乗せています。
作中では16歳差の夫婦役ですが実際は18歳差で、岸田さんが初舞台に立っている時、私は3歳でした。沢山教わることもあって本当に勉強になるけれど、舞台上では対等にお芝居をしてくれる岸田さんにいっぱい救われています。
お芝居で沢山返そう!って思っているけれど返せているのかは岸田さんしか知らないところです。
そういえば、配信も既にスタートしております。ご自宅やお好きな場所で観ることが出来る時代。いやあ......本当に素晴らしいですね。
地元・福島の友人達にも自分が出演する作品を届けられる。
勿論それだけじゃなくて、色んな地方に住んでいて、なかなか観劇のチャンスがない方や感染症対策や諸々の事情で劇場まで来られなかった皆様へにも映像を届けられる喜び。
カメラ五台を投入し、最高のスタッフ陣営で配信作成しましたので是非チェックしていただけると幸いです。
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大阪公演。
まだまだお座席あります。でも「舞台来てください!」「劇場に来てください!」なんて、大きな声では言えません。
じゃあなんで今やってんのって話になるかもしれませんが、これが私たちの『仕事』で、やるべきこと、やりたいことで、芸術や演劇で救われる人もいて、待ってくれている人もいて。
毎日どこかしらで「公演中止」の文字を目にする事も多く、本当に今「必要」なのか迫られることもありますが、観てくれる人がいる限り私はお芝居を続けたい。
何度もPCR検査を実施しました。対策をどれだけ講じていても感染症にかかる時はかかります。医療監修の稲田先生に沢山対策の知恵を授けてもらいましたが、私たち以外の団体や表現者だってものすごい対策を頑張っているはずで。
カンパニーメンバー全員が陰性であることは本当に運が良かっただろうし、今一度気を引き締めて、「丘の上、ねむのき産婦人科」大阪公演に臨みたいと思います。
「丘の上、ねむのき産婦人科」大阪公演
9/01(水) 19:00~[A]
9/02(木) 19:00~[B]
9/03(金) 14:00~[A]、19:00~[B]
9/04(土) 13:00~[B]、18:00~[A]
9/05(日) 13:00~[B]
※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。上演時間は約2時間です。
会場:in→dependent theatre 2nd
大阪市浪速区日本橋4-9-5 Tel:06-6635-1777
OsakaMetro堺筋線・恵美須町駅、1A出口右手(北)7分
大阪公演は整理番号付き自由席です。
一般:4000円
学生:3000円
コロナ支援チケット:8000円
大阪公演予約フォーム
大阪公演初日はカルチベートチケットもございます。
詳細貼っておきますのでどうぞご利用ください。
大阪公演も頑張るぞ。応援よろしくお願い致します。
大内彩加でした。
大阪公演お疲れ様でした。千秋楽を拝見した後、興奮さめやらぬまま鳥取に帰ってきました。正直なところ、B公演というのは大阪に来てから気づき、見始めた時は抵抗があったのですが、2場に入った時にはもう既に自然と感情移入して夢中で見てました。「ロンドン-コーリング」の時には、酒に酔ったマザコン中年サラリーマンと、戸惑い、そして、少しおどおど気味ながら、憤懣やらなんやらやるかたない専業主婦(それが、この場の最後の方になると、……)が生々しく見えてきて、とても楽しめました(考えさせられたり、深く刻まれた部分も含め)。 鳥取から見に行ったかいがありました。それどころかお釣りをたくさんもらいました。脚本の言葉がいいなあ。 本当にありがとうございました。 (……で、今、A公演の配信チケットを購入しこれまた楽しんでいるところであります。) 鳥取 カジカワ