どうも、大内です。無事、「福島三部作」終演しました。
ご来場頂いた皆様並びに公演中に気にかけてくださった皆様、更には関係者の皆様。
本当に有難う御座いました!!!!!!
この様な情勢の中、感染症対策を行いつつご来場頂いた皆様には感謝の気持ちしかありません。配信で見てくださった皆様も本当に有難う御座いました。第一部は配信トラブルもありましたが、アーカイブ配信も決まり、皆様によりゆったりと第一部をご覧いただけてうれしいです。が、配信トラブル大変申し訳なかったです。事務局の対応が迅速で、次の日には対応策が打ち出されて一安心でした。
今回、急遽再演が決まり、物凄い限られた時間の中での稽古、準備、本番。
とてつもなく濃密で、密です!密です!密です!という思いでした。
今回それぞれの部で4公演しかなかったんですよ。
その4公演のために新キャストが集まり、あんなこと成し遂げるなんてねえ……。
私の相手役は第一部のあらすじにも出てくる「先生」という重要な役ですが、
3回やって3回ともキャストが違うんですね。
でも今回のTPAM再演が一番時間が無かったはずなのに一番濃密だった気がしました。
本番中も舞台上で芝居がかわるかわるスリリング祭り。荒井志郎さん。面白かったな。
なんというかフラットで、絶妙に抜けてて、毎回裏で7景(原発誘致のシーン)前に
「靴脱いで先生!!!!」と言っても怒らないで「わあ!」と笑ってくれていたのが印象的で……。
基本的に三上と先生の関係性って「なにかあったらサポートし合える仲」と言いますか。
なので志郎さんが抜けていてくれると私は裏でも表でもやりがいがあります。
そしてみんなとするお芝居が楽しくて、みんなの変化を柔軟に受け止め返したいという気持ちもあり、毎日変化があってとても楽しかったです。
でも楽しいことばかりではなく、千秋楽を迎えた14日は前日の夜中に福島県沖をする大きな地震が発生しました。
まさかこのタイミングであんなに揺れるなんて思いもしませんでした。
日々気をつけろ、と地球から言われているみたい。でもタイミングが怖い。
福島県双葉町が原発誘致をした1961年から震災が起きるまでの50年を描いた舞台の公演中にまたあんなに大きな地震が起きるなんて。
まだ被害は収まっていないので、被災者の皆さんのご自宅周辺のライフラインが早く復旧し、住宅の片づけが終わって、暖かい場所でゆっくり過ごせたらいいな、と思います。
いまだに福島県では大小様々な余震が起きているのも心配な点です。
また大きな地震が来ないとは限りません。
東日本大震災の時は9日に前震、11日に本震来ましたから……。
煽ってんのか、と思う人もいるかもしれませんが、備えることに越したことはないし、
命はひとつしかないからね。東日本大震災を生き抜いた人間だからこそ、伝えないといけないことがあると思っています。第一部の酒井さんの台詞を借りるとしたら「使命だと感じております」。
Twitterにも書いたけれど、地震で避難するときに
ティッシュとサランラップは本当に便利なの!!!!!!
止血もできればお皿のかわりにもなるしさ、生理用品を切らしてしまったときはナプキンにもなるし、サランラップは暖も取れる。汚物を触るときの代わりにもなる。
最悪なときの優れもの。
こんなこと言ったらアレだけれど、私は3.11の時に食べるものがなくなったときはティッシュをもぐもぐしてたよ。噛むっつーことはストレス発散にもなるし食欲を抑えるためにもいいかなと思って。実際に飲み込んでもみたけれど異物を飲むのはオススメしないな!
あと眼鏡とスリッパ。これは実際に避難するときに必要だよね。
眼鏡は予備もあったらいいよね。
あと必要なものといったら写真。大事な人たちの写真。
ちゃんと印刷したやつ1枚あるといいよね。
「この人見ませんでしたか」っていちいちスマホ出していると充電が怖いし、
そもそも充電切れている可能性もあるよね。
たくさん必要な物を持って避難したいと思うけれど、
そんなこと叶わないこともざらだと思うので書き出してみました。
私が3.11直後にあってよかったなと思う物達です。
もうひとつ。ラジオ機能付きのウォークマン、あれ便利だったな。
充電半分しかなかったんだけれど、電気が復旧するまでの1週間ずっと使えた。
何かに繋げなくても使えるし、電気がなくてテレビが見られないって時に本当に便利でした。ラジオの情報って言葉で伝えなくちゃいけないから、映像の力に頼っていない分情報が直で手に入る。津波の映像も街が流される様子も見なくて済んだしね。震災直後にあんなん見てたら余計PTSD加速してたわ。
と、いう事で、福島三部作のお礼と、震災における「あったら便利だよ持ち物」でした。
東日本大震災から10年です。
もう10年、まだ10年。
3.11の日には劇団でチャリティーイベントも行います。
19時からのトークイベントには私(福島出身)・大原さん(福島出身)・ももかさんの3人が参加予定。無料のオンライン配信も行いますので要チェックですぞ。
下記URLに詳細あります。
写真は先生役・荒井志郎さんと。
衣装のすばらしさを見てください(真顔)
私は衣装の友好さんが大好きなので、細部にまで凝ってくださったこの衣装が大好きです。
それではまた。三上と出会える日が来たら。
福島三部作、本当にお疲れ様でした。 実は……結局観られずじまいでした。ごめんなさい。 ダルカラの福島三部作のことは、谷さんのツイッターをはじめとして、色々なところからお聞きしていてずっと気になっていました。そしてその終演のことをやはり谷さんのツイッターで存じ上げたところです。 もしかしたDVDが出るかもしれない、ということなので、もちろん本来は観に行くべきだったんですが、もし出たら是非購入したいと思っています。 もう一つ実は……「ダルカラの演劇学校」に関する谷さんと東屋さんのzoom対談を途中から見ていたら(はじめから見ればよかった!)しきりと「大内」という名前の女優の方をお二人が賞賛なさる。その対談も素晴らしかったんですが、「大内」という名の女優さんがもう気になって仕方ありませんでした。 お恥ずかしいことに、『しゃぼん玉の欠片を眺めて』に出ておられた大内彩加さんと、今になってようやく結びつきました。重ね重ね申し訳ない気分です。 大内さんも「演劇学校」に関わっていらっしゃるとのこと。今新しい学校に来て2年が終わろうとしていて、その学校の演劇部を形あるものにしようと必死です。都合がつけば「ダルカラの演劇学校」にうかがいたいです。 福島三部作の舞台で拝見することはかないませんでしたが、ダルカラの大内さんをいつか舞台で拝見させてください。 長い、イタイ、文面お許しを。 鳥取県 梶川 誠