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はい。大内彩加です。
福島三部作 第一部『1961年:夜に昇る太陽』は三回目ですね。
三回とも「三上昭子」という東電社員の役を演じております。
劇中では無個性やすずめ、色んなところで兼役もやっていて楽しいです。
そして三回とも「先生」、私の相手役といいますか、上司役、ううん、なんかそんな言葉で片づけられるような間柄ではないな、そんな重要な役、この作品の根幹のような役があるのですが、毎回違う役者さんが演じてくださっています。
そのたびに私自身も役が変化していって、それは小さな変化のように見えて内心全然違うといいますか、同じ役でも毎回全然違うのです。
勿論時代背景もありますし、今よりももっと女性の社会進出が難しかった時代。私が生まれる30年以上も前の時代の出来事に幾ら思いを馳せようとどれほど文献を読もうと、理解しきれないことはあります。が、私なりの「当時の時代に抗って戦った一人の女性」を演じることに変わりはなく、東日本大震災の原発事故で故郷を失った私でも、「東電社員の三上さん」という役は私にしか出来ない役であれ、と思っています。
だからこそ、三回目の再演もまた「貴女」に会えたね、という気持ちです。
勿論、「先生」が違うのである意味で新しい「三上」さんですが。
有難いことにチケットは発売日に全て完売しました。
告知する間もなく、完売しました。有難う御座いました。
そして「観に行くよ!」と言ってくださっていた皆様すみません。
感染症対策で座席を間引いており、直ぐに埋まってしまうだろうなあと思っていたら予想以上のスピードでした。ボルトもびっくり。
でもその分配信もありますから是非配信でご自宅から悠々と見てくださると幸いです。
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2月9日19:30からライブ配信です。わくわくですね。
一回目のコロナ検査は陰性でした。
関係無い話ですが私は潔癖症なのでアルコール消毒大好き、手洗い大好き、マスク生活やっほーい!の民です。なので全くストレスフリー。みんな、感染症対策しようね。
東日本大震災から10年。
私は2011年に抱いた悔しさ、悲しさ、息苦しさ、恨みつらみ、感謝の気持ち、全部全部忘れたことがなくて、昨日のように思い出せて、口を開いたら呪詛のように言葉が流れ落ちてきます。「なんで」って。なんでわたしだったのか、なんであの年だったのか、なんであの場所だったのか。
多くの人がコロナによって色んなことを諦めたと思います。夢、進学、就職、引っ越し、交際、文化祭、修学旅行、卒業旅行、試験、入学式、卒業式、大会、結婚式、成人式、コミケ、舞台、ライブ、イベント、遊ぶこと、会うこと、生きること。
諦めたことによって、この先の未来でも「あの時あんなことがあったから……」って悔やむときが絶対来る、生きていればの話。でも私はそれをバネにして、「震災があったから今の自分がいる」と思うようにしています。これは結果論、生きているから思えることなんだけれど。
つまりは生きていればなんとかなるなるケンタッキー。
ということでみんな生き抜こうね。終わり。
宮城の街並みでも添えておきますわ。
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